あなたの家計は 100歳まで もちますか?

独立系FP 福嶋淳裕のブログ

2023年の投資行動を終了

本日、2023年の投資行動を終了しました。

1. 2019年に一般NISAで買い付け、継続保有してきた投資信託3本を、11月下旬から12月中旬の4回に分けて口数均等で売却し、利益を確定しました。
関連記事:2019年枠の一般NISA資産売却

2. 上記1.と並行し、2023年枠の一般NISAで投資信託2本を金額均等で買い付けました(上記1.で売却した銘柄とは異なります)。

3. 上記2.で余った一般NISA 2023年枠の端数を使い切るため、本日、上記2.と同じ投資信託2本を金額均等で買い注文指図しました。

なお、12月恒例の「師走モニタリング」の結果は、特定口座で評価損が出ている銘柄がなかったため、やるべきことは何もありませんでした。

 

2023年、令和5年は、私にとっては、「38年勤めた会社の定年退職」「週3日勤務での再雇用(在宅)」「亡父から相続した負債(約1900万円)の全額繰上返済」「同居家族の1名減(子どもの独立)」「町会(自治会)役員活動の開始」「体調悪化」等々、仕事・生活の両面で大きな変化があった年となりました。皆さまはいかがだったでしょうか。
2024年、令和6年はFRBの利下げと日銀の利上げが想定されており、ボラティリティが大きい年になるかもしれません。10年、20年先の果実を目指した長期投資を実践しつつ、マーケットを見ていきましょう。

 

期待リターンの設定方法

個人投資家は「期待リターン」をどのように推計または入手したらよいのか? についてまとめてみました。

複数のアセット・クラス(資産の種類、分類)を組み合わせたポートフォリオ運用においては、アセット・アロケーション(アセット・クラスごとの配分比率)が運用成績の9割を決定づけます。「配分比率 w」は、「標準偏差 σ」「相関係数 ρ」「期待リターン μ」を基に検討し、自分が納得できる比率を設定します。運用開始後は、実際の比率が目標と大きく乖離しないよう、適宜リバランスしていきます。

  • 標準偏差(リスク)σ
    値動きの過去データから計算した標準偏差は、未来の値動きの予想にも「非常に有用(quite useful)」。
  • 相関係数 ρ
    過去のデータから計算した相関係数も、未来予想に「かなり有用(reasonably useful)」。
  • 期待リターン μ
    一方、過去データから計算したリターンは、未来を予想する期待リターンとしては「ほとんど役に立たない(virtually useless)」。

過去リターン(実績)が期待リターン(予想)として「ほとんど役に立たない」のなら、個人投資家は期待リターンをどのように推計または入手したらよいのでしょうか?

期待リターンを自分で推計することは不可能でしょう。となると、

  1. 「ほとんど役に立たない」前提で過去リターンを流用する。
  2.  個人投資家も閲覧できる(公開された)期待リターンを利用する。

のいずれかになります。

 

1. 過去リターン(と標準偏差)は、さまざまな金融情報系ウェブサイトなどで閲覧できます(過去リターン、標準偏差相関係数は、自分で計算することもできます)。

 

2. 個人投資家も閲覧できる(公開された)期待リターン(および相関係数)としては、次のようなものがあります(これら以外をご存知でしたら、教えてください)。

(1) GPIF年金積立金管理運用独立行政法人

 ・5年ごとに見直される(最新版は2020年4月1日から適用中)。
 ・標準偏差相関係数、期待リターンが25年に揃った値である。
 ・対象は「国内債券、外国債券、国内株式、外国株式」に限定。
 ・入手先:
   第4期中期目標期間における基本ポートフォリオ
   基本ポートフォリオの変更について(詳細)
   p.9 基本ポートフォリオの前提条件(期待リターンの設定)
     【期待リターン(名目リターン)】

(2) J.P.モルガン・アセット・マネジメント

 ・1年ごとに更新される(最新版は2023年12月第1週に公開)。
 ・10~15年の投資期間を推計した値である。
 ・対象は豊富で、株式だけでも15種類(債券、オルタナティブもある)。
 ・入手先:
   2024 Long-Term Capital Market Assumptions  
   通貨別の期待リターンのマトリックス(PDF版)
   日本円

 

ちなみに「国内株式」と「外国株式」の期待リターンを転載すると次のとおりです。

対象 GPIF J.P.モルガン
国内株式

5.6%

TOPIX(配当込み)

6.7%

日本大型株式

外国株式

7.2%

MSCI ACWI(除く日本、
円ベース、配当込み)

5.1%

世界株式 除く日本、
日本円、為替ヘッジなし

これまた悩ましいですね...。「アジア株式、中国株式など、細かいアセット・クラスで検討したい」という人にはJ.P.モルガンが向いているでしょう。「TOPIXMSCI ACWI、NOMURA-BPI、FTSE世界国債インデックスの4種類あれば十分」という人であれば、GPIFの方が資料が読みやすいと思います。

 

2019年枠の一般NISA資産売却

12月恒例の「師走モニタリング」に先行して、2019年枠の一般NISA資産の売却を始めることにしました。

私が2019年に一般NISAで買い付け、継続保有してきた投資信託は3本です。

投資元本120万円に対し、今のところ20%弱の利益が出ています。

12月下旬に一括売却しても良いのですが、精神的な負担を最小限にするため、企業型DCの出口戦略と同じ「口数分割」方式で売っていくことにしました。今回は、11月下旬から12月中旬の4回に分割することにし、毎週末、口数指定で売り注文を出していきます。

一方、今年は収入激減のため一般NISA枠が余っています。というわけで2019年枠の売却と並行し、年末までの数回に分けて、2023年枠の一般NISAでの買い付けも行います。

あくまでも私の考えですが、
・「買い」は複数回に分けて「金額指定」で!
・「売り」も複数回に分けて、ただし「口数指定」で!

最後にリバランスの注文を追加するとしたら12月22日(金)まででしょうね。そう考えると、今年もあと3週間で終わりです。つい先日まで「暑い、暑い」と言っていたのが噓のようです。

 

高齢者世帯のお財布事情

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「お金にまつわる疑問や悩みをわかりやすく解決」するウェブサイト、「ファイナンシャルフィールド」に寄稿しました(Yahoo!、Infoseek、NTTドコモ、MSN、gooなどにも転載されています)。よろしければご高覧くださいませ。

今回は「家計調査年報の推移から見る高齢者世帯のお財布事情」です。年齢に応じて、ご参考までに。

financial-field.com

 

アノマリーは実現するか?

米国大統領選挙の前年は米国株式が上昇する」というアノマリーがあります。本年、2023年はその年に当たります。

2023年も残すところ2カ月。ロシアによるウクライナ侵攻が終わらないうちにパレスチナイスラエル戦争が始まり、欧州に加え中東が緊張する一方、二大大国、米・中も、それぞれの国内問題で右往左往している印象を受けます。

国際情勢も心配ですが、個人としては自分の資産も大事です。というわけで、2023年の私の投資信託トータルリターン[率](2022年末時点の評価金額に対する測定日時点の運用収益率)の推移を振り返ってみると、

  • 2023年3月末、プラス2.83%
  • 2023年6月末、プラス15.82%
  • 2023年9月末、プラス15.15%
  • 2023年10月末、プラス11.05%

でした。S&P500は7月、TOPIXは9月が目先のピークとなって徐々に下落し、10月は今一つ気が晴れない日が続きました(苦笑)。残り2カ月、アノマリーは実現するか、見ていきましょう。


アノマリー」とは(Wikipediaから引用)

アノマリー(anomaly)とは、ある法則・理論からみて異常であったり、説明できない事象や個体等を指す。科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む。