6/3(月)、金融庁が金融審議会 「市場ワーキング・グループ」の報告書を公表しました。
この1週間、様々なメディアで報道・拡散され、ちょっとした盛り上がりを見せています。
この件については、金融庁の公表に先立ち、5/23から5/24にかけて朝日新聞が検討最終段階の状況を報道していましたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います(私は朝日新聞の購読者から記事を教えてもらいました)。
1. ニュースソース
令和元年6月3日 金融庁
金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について
2. 雑感
とりあえずの雑感です。
カッコ内は、やや辛口かもしれませんが、私の本音です。
- 全体としてはまともな内容であり、新鮮味は感じられない。
(公的年金だけで[貯蓄・投資の残高や、公的年金以外の収入なしで]不自由なく寿命を迎えられると考えている人がいたとしたら、いくらなんでも甘すぎるのではないでしょうか?) - 試算の前提(夫95歳・妻90歳までの30年間)に違和感がある。
(想定寿命は長めに、夫婦それぞれ100歳まで「生きてしまう」前提で、老後生活を設計するほうがよいのではないでしょうか?) - リタイア時点の貯蓄・投資の残高と、公的年金以外のリタイア期間の収入総額の合計が、「2000万円」で足りるとは思えない。
(子世帯や親族に迷惑をかけないためには、日常的な生活費のほかに、人生終盤の介護費用や葬儀費用の準備も必要なのではないでしょうか?)
この報告書は、私の仕事にも関係しますので、後日、熟読・整理し、機会があればあらためて投稿したいと思います。