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独立系FP 福嶋淳裕のブログ

損出しクロス取引とリバランス

「コロナショック」。

私は2/28(金)に「買い下がり」を開始し、3/6(金)、3/9(月)、3/11(水)と続けてきました。

テクニカルにはどう見ても売られ過ぎオーバーシュートであるにもかかわらず、下げ止まりませんね。

昨日3/12(木)から、単なる買い増しだけでなく「損出しクロス取引」も組み合わせ始めました。

いま、前場が引けたところでこの記事を書いていますが、このままいけば本日3/13(金)も実施することになりそうです。

 

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私は、投資信託を定時定額で購入する「積立投資」以外に、内外の株価指数や米ドルなどの下落局面で投資信託をちびちびと買い増す(買い下がる)ことがあります(「積立投資」に対し、「追加投資」と呼んでいます)。

 

下落局面においては、比較的最近積み立て始めた投資信託などに評価損が発生してくることがありますよね。

評価損は目障りですが(笑)、いつが「底」かはあとにならないとわかりませんので、余裕資金の範囲で少しずつ買い増しを続けるのがよいでしょう。

 

私の場合、毎年12月前半に行う「師走モニタリング」(私の造語です)の結果として、「損出しクロス取引」兼「リバランス」を行うことがあります。

「リバランス」はご存知でしょうから、「損出しクロス取引」について簡単に補足します。

 

私の「損出しクロス取引」は、「特定口座において評価損が発生している投資信託について、『全額売却注文』と『おおむね同額の買付注文』を同時に出す」ことです。

目的はいくつかあります。

  • 将来(3年以内)の特定口座における節税原資となることを期待して、損失を稼いでおきたい(確定申告で損失を繰り越します)。
  • ほぼ毎日見てしまう評価損益の見栄えを改善したい(笑)。

 また、場合によっては次のような目的もあります。

  • 買付金額を調整(通常は、予想売却約定額より多めに)することで、リバランスを図りたい。
  • ベンチマークが同じで分配実績がなく、より低コストな投資信託が出ていれば、そちらに乗り換えたい。

「損出しクロス取引」は、毎年ではなく、まれに行う取引ですが、今回のコロナショックでは久しぶりに評価損の銘柄が出現して見栄えが気になってきたため(笑)、まだ3月ですが実施することにしました。

 

3/1の記事に、

普通の「急落」、上昇トレンドにおける「調整」であれば、2/28から3月上旬あたりが「底」になる可能性が高いと判断したうえでの買い下がり開始です。

しかしながら今回の下落は、今までに経験がない要因によるものであるため、長期戦になるかもしれません。

と書きました。

すでに3月も中旬ですが、ボラティリティはますます高まっています。

体感的には「2008年のリーマンショックよりも厳しい」と感じ始めていましたが、ここにきて「1987年のブラックマンデー」と比べるコメントもちらほら報道され始めました。

 

さて、どうなるか。見ていきましょう。