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独立系FP 福嶋淳裕のブログ

米国個人投機業界のバズワード

株式や暗号資産への投資(というよりも、投機)に関し、米国の個人や金融関係者の間で最近使われているスラングバズワードがあるそうです。

トリビア、豆知識として紹介します。

 

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  • Meme stock(ミーム・ストック)
    SNSで発信・拡散された情報で大きく値動きする株式
    ・遊びや冗談感覚で取引される株式
    ・ビギナーの売買で過熱している株式
    などの意味で使われる。

  • Stonk
    個人や関係者の過熱ぶりを皮肉るニュアンスを込めた「Stock(株式)」の言い換え。

  • To the moon
    自分が買った暗号資産や株式が「どこまでも値上がりしますように」と願う気持ちを表す定型句。
    「買えば上がる」という考え方に基づく。
    ロケットの絵文字を添えて使われることが多い。

    用例:
    「私は○○を買いました。To the moon (ロケット)」

  • Diamond hands
    ダイヤモンドと両手の絵文字を並べたもの。
    「値動きにかかわらず、長期に持ち続ける」決意を表す。
    「下がっても、待てば上がる」という考え方に基づく。

    用例:
    「私は○○を買いました。To the moon (ロケット) (ダイヤモンド) (両手)」

  • Hold the line
    Diamond handsとほぼ同じ意味。
    「値下がりしても売らない」決意を表す。
    「下がっても、待てば上がる」という考え方に基づく。

    >私にとっては、10代のころに聴いていたTOTOの曲名です...。

  • YOLO
    「You only live once(人生は一度きり)」の略。
    投機で人生の一発逆転を狙うニュアンスを込めて使う。

    >これはちょっと、いかがなものかと...(笑)。

  • Gamify
    市場や取引の「ゲーム化」の意。

 

いずれも、経験が浅い個人の投機ブームを象徴しているとしたら、危険な兆候なのかもしれません。金融市場全体から見て、ノイズで済む程度ならよいのですが。