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独立系FP 福嶋淳裕のブログ

R3年分の確定申告を完了

本日、令和3年分の所得税の確定申告を完了しました。

 

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1年前は亡父の準確定申告があり(手書きのため、とても苦労しました)、自分の確定申告は3月20日と、遅くなりました。

今回は建国記念日の連休中、早めに準備(各種書類の整理、集計)できました。

準備を終えたら国税庁HP「確定申告書等作成コーナー」の新機能チェックです。

このブログに何度か書いてきたように「確定申告書等作成コーナー」が毎年改善されている点には、いつも感心しています。

今回、私が新たに試した機能は「マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」と「マイナポータル連携」の二つです。

結論からいうと、残念ながら二つとも使えませんでした(いずれも、確定申告書等作成コーナー[国税庁]ではなく、マイナポータル[デジタル庁]側に原因があると推測しています)。

というわけで結局、いままでどおりの「マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)」+「マイナポータル連携なし」+「e-Tax」により、PCのみで確定申告を完了しました。

 

  • マイナンバーカード方式(2次元バーコード)
    PCで「確定申告書等作成コーナー」を利用する場合に、ICカードリーダライタではなくスマホを使ってログインする新方式です。
    ところが、私の環境では特定の場面で正常に動作しませんでした(2次元バーコードを読み取れず)。
    問題解決に時間をかけるのは本末転倒なため、あっさりと「マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)」に戻しました。

  • マイナポータル連携
    マイナポータルの「もっとつながる」連携先(保険会社、ふるさと納税ポータルサイト、証券会社など)が少しずつ増えています。
    試したところ、こちらも2次元バーコードによるログインには機能制限がありました。
    気を取り直してスマホのマイナポータルアプリにログインし直し、「e-私書箱野村総合研究所)」に「つなぎ」、「e-私書箱と連携」しました。
    これで終わりと思いきや、ふるさと納税ポータルサイトや証券会社など、連携先それぞれのHPで設定または交付申請が必要とのこと。
    楽天ふるさと納税」に交付申請したところ、交付完了まで3~6営業日かかることがわかり、見送り決定です。

 

「マイナポータル連携」が機能すれば、本来は次の情報を取得できます。

  • 確定申告書作成に必要な控除証明書等情報
  • 医療費通知情報

今回は医療費通知情報しか取得できませんでした。

しかもサービス開始時期の事情からか、2021年9月以降の医療費通知情報しか取得できないので、今回の確定申告で「マイナポータル連携」が医療費控除に役立つ家庭はかなり少ないでしょう。

もっとも、1年後、令和4年分の確定申告からは、

  • 医療や介護の対象となった家族全員がマイナンバーカードを持っていて
  • その全員がマイナポータルで代理人(家族の代表者)を登録していれば

家族の代表者が「家族分(被代理人)の情報を取得」できるようですので、「マイナポータル連携」が医療費控除に役立つ家庭は増えていくと思われます。

また、「楽天ふるさと納税」など、交付に日にちがかかる連携先には早めに交付申請するよう、毎年2月のカレンダーに入れておくとよいのでしょう。

 


 

私だけかもしれませんが、マイナポータルの操作性に首をかしげることは以前からよくあり(Webサイトもスマホアプリも)、デジタル庁さんの今後の仕事に期待しています。