あなたの家計は 100歳まで もちますか?

独立系FP 福嶋淳裕のブログ

ある会社員の金融資産残高推移(1999/4/30~2020/6/30)

時季が来ましたので、私の金融資産残高の推移を3カ月ぶりに点検しました。
3カ月前の記事を複製したうえで、今回更新した部分をにしていますので、お急ぎの方は赤いところだけお読みください

 

家計における「金融資産」の定義:

現金・預金、株式・出資金、株式以外の国債投資信託などの証券、金融派生商品、保険準備金・年金準備金、ゴルフ場への預託金などの預け金等、対外証券投資を含む対外債権等

出典:フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


この記事における「金融資産」の前提:

  • 現金のほか、銀行, 証券会社, ソーシャルレンディング会社の口座残高です。私名義の金融資産に限定し、パート・アルバイト収入がわずかにある配偶者のものは含みません。
  • 貯蓄型の生命保険や個人年金保険は持っていません。
  • 「企業型DC(確定拠出年金)」の残高を含めるか否かについては、分析の趣旨によって変えています。

 

 

1. 私の投資手法

2001年からさまざまな投資・投機を試行錯誤し、数々の大失敗を経験。
リーマンショックなど、紆余曲折を経てたどり着いた投資手法は、

です。
私はこれを資産運用の中心・中核(コア戦略)とし、「分散・節税・低コスト投資」と呼んでいます。

成果を感じ始めたあと、理論的な裏付け・確証を得るため資産運用に関連する資格を取得したり、偶然、年金基金の運営に携わることになったりした結果、「一般個人の金融資産運用と年金基金の年金資産運用は、税制や金融商品の違いを除けば本質的には同じである」という結論に達しました。

プロ向け(機関投資家向け)資産運用ビジネスの業界では、「年金基金による年金資産運用が資産運用の標準的な方法」とされています。
であるならば、一般個人も、年金基金の運用基本方針を理解したうえで資産運用するほうがよいと思いませんか?

「分散・節税・低コスト投資」は、

  • 「世界各国の年金基金の多くが何らかの形で採用している現代(近代)ポートフォリオ理論と、日本国内の個人向け税制優遇措置(DC, NISA)の要点を理解し、
  • アセット アロケーション(資産の配分)とアセット ロケーション(資産の置き場所)が『そこそこ』適切であれば、合理的に資産形成できるはずだ」という考えに基づき、
  • 「インデックス型の投資信託を買い増していく」

という、単純かつ手間のかからない投資手法です(節税と乗り換えの目的で売却することはあります)。

なお、私の運用目的は「老後資金形成」です。

「長生きしたい」とか「(金銭的な意味で)贅沢したい」などの気持ちはないのですが、「将来、自分または配偶者が想定以上に長生きしてしまっても、お金に困ることがないよう、無理のない範囲で準備しておきたい!」、ただそれだけです。

 

2. 資産配分比率(2020年6月末)

資産区分 比率 連動を目指す指数
①国内株式 14% 日経225, TOPIX
②先進国株式 14% MSCIコクサイ
③国内REIT 13% 東証REIT
④先進国REIT 12% S&P先進国REIT
安全資産 47%  

企業型DCを含みます。
(企業型DCを含めて1つのポートフォリオだから)

  • ①~④はリスク資産で、それぞれ単一または複数のインデックス型投資信託によって構成されています。
  • 安全資産の内訳は、「現金」「預金」「個人向け国債(変動10年)」「ソーシャルレンディング会社の口座残高」です。
  • ソーシャルレンディング投資にリスクがあることは承知のうえで、「価格(時価)」という概念がないことから、便宜上、安全資産に区分しています。
  • 1~3月期はCOVID-19による世界同時波乱相場だったため、投資信託の買い増しや入れ替えにいそしんでおりましたが、4~6月期は出動機会がなく、DC出口戦略を、リバランスを兼ねて粛々と実行していました。

 

3. 年間運用損益(2020/1/1~6/30

リスク資産(投資信託)は、次の2カ所に置いています。

  • SBI証券の特定口座とNISA口座
    直販投信を含め、以前は複数の金融機関で投資信託を運用していましたが、2011年までにSBI証券1社に集約しました。
  • 企業型DC
    2004年に勤務先が導入し、加入しました。


以下、運用損益を「トータルリターン」で測定してみます。

トータルリターン = ①評価金額 + ②累計受取分配金額 + ③累計売付金額 - ④累計買付金額

 

(1) コア戦略

前述の「1. 私の投資手法(分散・節税・低コスト投資)」です。


SBI証券における年間トータルリターン

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  • 2020年1~3月は記録的な▲15.24%でしたが、1~6月は▲7.72%まで戻りました(これでも記録的ですが[苦笑])。


②企業型DCにおける年間トータルリターン

私が加入している企業型DCの運営管理機関は投資信託のトータルリターンを提供していませんので、自分で計算しました。表の体裁はSBI証券に合わせています。

  • 下の表のDは掛金の額です。
  • DC出口戦略に基づくスイッチング(投資信託の売りと定期預金の買い)は、BとDに表示していません。

A評価金額 B累計売却金額
C累計分配金額
D累計買付金額
E前年末評価金額
トータルリターン
(A+B+C)-(D+E)
2020年

6,058,895

0
290
98,400‬
7,191,046
-1,230,261‬‬
-17.11%
  • 2020年1~3月は▲23.69%でしたが、1~6月は▲17.11%まで戻りました。
    DCの中身はコロナショックの影響が尾を引いている先進国REITが大部分であるため、回復は鈍いです。
  • 加えて、DC出口戦略に沿って、毎月、一定の割合を定期預金にスイッチングしていることから、ボラティリティは今後、良くも悪くも徐々に小さくなっていきます。

 

(2) サテライト戦略

コア戦略以外の取引や保有分をサテライト戦略と称しています。

内容 実現損益
(税引前)
現在の運用状況
株式(現物)の短期売買 - なし
個人向け国債(変動10年)の利金 2,000 運用中(元本 800万円)
ソーシャルレンディングの分配金 57,668 運用中(元本 約180万円)

 

4. 金融資産残高の推移(1999/4/30~2020/6/30

レバレッジをかけた資産や外貨建て資産を含めたこれまでの運用成績を、まとめて(1枚で)お見せする良い方法を思いつきません。

そこで、収入や支出、負債の返済、リスク資産の値動き等々、私のすべての経済的活動の結果である「金融資産残高の推移の棒グラフ(月次)」を掲載します。

 

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中央の矢印が、株式の信用取引など「無茶」していた頃の2008年秋のリーマンショックの下落で、右上の矢印が今回のコロナショックです。下落の額は大差ないように見えますが、資産総額が増えている分、下落の率はかなり抑制できていることが読み取れます(ちなみに、リーマンショックより以前に高さが急に短くなっている棒が数本ありますが、これらは住宅ローンの繰り上げ返済による金融資産残高の減少です)。

1本の棒の高さは、その月の末日時点の金融資産残高を表しています。

この金融資産には、企業型DCを含みません。
(企業型DCの掛金は収入[給与所得]ではなく、
出金もできないアンタッチャブルな資産だから。
将来、受給時に収入計上[退職所得 or 雑所得])

したがって棒の高さは、その月の

  • 収入(ほぼ給与のみ、月によっては賞与も)
  • 支出(税・社会保険料、住宅ローンの返済を含む、すべての支出)
  • 運用損益(実現損益+月末の時価による評価損益)

によって変動します。

ただ、給与・賞与は、暦年でみると、(会社の経営事情によりガクンと下がった2012年を除けば)この約20年の間、それほどは変わっていません(涙)。

給与・賞与収入が(2012年以外は)おおむね同じ水準だったということは、棒の高さの中長期的な変動要因は、

  • 支出の(内容や金額の)変化= 貯蓄率の変化

    住宅ローンや子どもの教育費など

  • 運用損益(実現損益+評価損益)

といえます。

 

参考になるかどうかわかりませんが、「ある会社員の家庭の実例」として投稿しました。

 

なにはともあれ、COVID-19の終息を祈ります...。

 

「お金BANKプロ」に掲載

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このたび、「お金BANKプロ」に掲載されました。

 

プロが選んだ「おすすめiDeCo(個人型確定拠出年金)ランキング」。
プロが教える「iDeCo(個人型確定拠出年金)の選び方」

 

というテーマに寄稿しました。

固有名詞(会社名)のランキングは苦手なのですが...。ご高覧くださいませ。

 

okane-mikata.jp

 

火災(地震)保険を契約しました

25年前、自宅を建てたときに契約した「住宅金融支援機構 特約火災保険」が本年6月2日に終了するにあたり、次に契約する火災保険を検討した顛末を投稿します。

ちなみに我が家は、東京湾岸が埋め立てられて工業地帯になる前は、2・3分歩けば砂浜だった地域にあります

 

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損保会社の絞り込み

3月、住宅金融支援機構 特約火災保険の幹事会社である損保ジャパンから、「次の火災保険を検討するなら、回答締め切り日までに、この損保会社リストの中からいくつか選んで回答せよ。後日、電話させる」という主旨の郵便が届きました。

これを受け、まず、いわゆる価格比較サイトで保険料の相場を調べてみました。

それを参考に、提示された損保会社リストの中から東京海上日動と損保ジャパンを選んで回答し、リストにはなかったものの、我が家で自動車保険を契約しているSBI損保を加え、合計3社で比較することにしました(リストには唯一、ネット損保の楽天損保があったので検討したかったのですが、「築年数の古い物件は対象外」との営業方針でした)。

地震保険

今回、検討を始める前から決めていたことは、地震保険を付帯することでした。

25年前は、まだ若かったせいでしょうか、判断の経緯は忘れてしまいましたが地震保険を付帯しませんでした。

国立研究開発法人 防災科学技術研究所の J-SHIS Map によれば、我が家が「30年間で震度6強以上の揺れに見舞われる確率は 6~26%」とのことです。2・3分歩いた先は「26~100%」になる、という微妙な地域です。

2011年の東日本大震災では幸いにも被害はありませんでしたが、地震保険の付帯は今や常識です。

なお、地震保険における家財の補償は、損保にお勤めの方ならカラクリをご存じのとおり、最大限に付けることにします。

免責(自己負担額)

保険料と保険金の観点から、免責ゼロとします。 

風災

昨年(2019年)9月の台風15号により、私の住む県は大きな被害を受けました。我が家は、最後の強烈な残暑だった丸3日間にわたり停電。「エアコンも冷蔵庫も止まり、夜は懐中電灯とスマホのライト、給湯器が使えないため水シャワー、朝はドライヤーなしで出勤」という状況でした。近隣の寺社など、古い建物は甚大な被害を受けました(我が家が檀家であるお寺の本堂は、いまだに再建できていません。近所の住宅でも、ブルーシートがまだ残っています)。

昨年の台風を経験した身としては、正直、「地震・雷・火事...」よりも「風」が一番怖いです。

というわけで、当然、風災を付帯します。 

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

盗難 

これはいらないですね。 

物体の落下・飛来

我が家の場合、「風災」以外の事由で近隣の建造物が倒れてきて自宅建物が損傷する心配があるため、これは必要です。

(不注意による)破損等

これはいらないですね。 

臨時費用・残存物取片付け費用・地震火災費用

知人の損保系FPが、「保険金を増やせる臨時費用保険は、事故が起きた客にとても喜ばれる」と言っていたのを思い出し、付けることにします。

失火見舞費用・類焼損害補償

いらないですね。 

水災 

これは最後まで迷いました。

タイミングよく市から各家庭に配布された「防災マップ」によれば、我が家は、

  • 過去冠水道路箇所 に隣接しておらず、
  • 河川浸水想定区域 ではなく、
  • 東京湾岸で10mの津波が観測され、かつ防潮水門の閉鎖が間に合わない場合の浸水想定地域 でもなく、
  • 津波防災地域づくりに関する法律」に基づく浸水地域 でもないそうです。

つまり、豪雨や河川氾濫、10mの津波による浸水は想定されていない地域、とのことです。

今回、損保ジャパンの営業マンは電話で、「お宅の周辺のほとんどのご家庭は『水災』を付けていません。さらにお宅は敷地をかさ上げしているので、床上浸水の心配はほとんどないんじゃないかと思います」と言っていました

ここで、「水災は付帯せず」に大きく傾いたのですが、防災マップの後ろのほうに掲載されている「高潮浸水想定マップ」によれば、我が家は、

  • 1,000年から5,000年に1回の台風を想定した高潮では、3m以上 5m未満の浸水地域

となっています。

「100年に一度の」というフレーズは、最近、毎年のように聞いている気がしませんか?

であれば、「1,000年に一度」にも備えるべきなのか?

迷いましたが結局、家人の「最近は何があるかわからない(払えるなら付けとけば)」という、極めて非合理的ながら、妙に納得できるひとことにより、水災も付帯することにしました。 

損保会社の選定の進め方とその結果

まずは「おまかせ」的な見積もりを3社で比較し、次に不明点を質問し、最後に条件を揃えた再見積もりを比較しました。

「ウチは、『盗難』と『物体の落下・飛来』はセットになってます」など、条件を完全に揃えることはできませんでしたが、それは仕方ありません。

結果は次のとおりです。

  • 東京海上日動 652,060円
    手厚く補償される印象は強いものの、補償の取捨選択の自由度は低い。
    見積書は相対的に貧弱(記載事項が少ない)。
  • 損保ジャパン 608,140円
    住所に合わせて作成してくれる「THEすまいのハザードマップ」が素晴らしい。
    営業マン自ら、資料を2回も郵便受けに届けてくれた。
  • SBI損保 517,030円
    Eメールで何度か質問したところ、迅速かつ明確に回答してくれた。
    最終(申込意思表示)段階は電話で話し、違和感や不快感を感じなかった。

というわけで、SBI損保を選び、契約しました。

保険料の差は、不要な補償を外しやすい自由度の差と、コスト構造の違いによるものではないかと推察します。

 

なお、以上の顛末はあくまでも私個人の事例であり、すべてのご家庭にSBI損保を推奨するものではありません。

 

マイナポイントを予約しました

今週の日本経済新聞に、

  • マイナポイントの「利用」は9月開始
  • マイナポイントを利用するための「申し込み」は7月開始
  • マイナポイントを利用するための申し込みをするための「予約」はすでに始まっている
  • 総務省によれば、予約者数が予算上限に達した場合、予約が締め切られる可能性があるらしい

という主旨の署名記事が掲載されていたことを、今朝思い出し、「予約」をしてみました。

 

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その前に、「マイナポイントって何だっけ?」という話ですが、本日(2020/6/6)現在のWikipedia「個人番号カード」のページには次の記載があります。

個人番号カードを活用した消費活性化策(マイナポイント)は、一定額を前払い等した者に対して、個人番号カードを活用したポイントである「マイナポイント」を国で付与するもの。利用には、事前登録が必要である。

2020年7月から、申し込みを開始し、同年9月から翌年3月末まで、マイナポイントの取得ができる予定である。

 

国税庁のホームページには、こんなチラシも掲載されています。

 

というわけで、「予約」してみました。

個人番号カード(マイナンバーカード)を持っている方であれば簡単です。

私はWindows 10 PCとカードリーダーで行いました。

  1. Internet Explorer 11で「マイナポータル」を開く。
  2. トップページを一番下までスクロールし、「マイキープラットフォーム」をクリックする。
  3. 「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をクリックする前に、そのすぐ下にある「マイキーID作成・登録準備ソフト」をクリックして、セットアッププログラムをインストールする。
  4. 「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をクリックする。

あとは、表示に従って進めていくだけです。

最後に、「マイキーID通知書」を印刷して保管しておきましょう。

 

マイナンバーカードをお持ちの方は、とりあえず「予約(マイキーIDの発行)」をしておいてはいかがでしょうか。

 

www.nikkei.com

 

特別定額給付金が届きました

本日(2020/6/3)、私が住む市から「特別定額給付金」が振り込まれました!

 

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「申請書」を投函したのは5/20の夕方でした。

「ご案内」によれば、振込まで3週間程度かかるとのことでしたが、実際には2週間。

意外に早かったですね。

市役所職員の方々、お疲れさまでした!

 


 

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