投資信託の今後の買い増し、乗り換え先の候補を久しぶりにチェックしました。備忘録を兼ねて投稿します(データは2023年3月10日現在)。
私がバイ・アンド・ホールドしたい投資信託(= おすすめしたい投資信託)の選定基準は以下のとおりです。
①パッシブ(インデックス)型であること
(アクティブ型、レバレッジ型、インバース型でないこと)
②販売手数料(購入時手数料)がゼロであること(ノーロード)
③信託契約期間が無期限であること
④分配実績がないこと
⑤販売開始直後(運用開始直後、設定直後)でないこと
⑥積立買付限定でないこと
⑦販売会社を選べること
(私の場合、SBI証券で購入できること)
⑧上記をすべて満たしたうえで、ベンチマーク(対象インデックス)ごとに、
信託報酬(または実質的な負担)が最も低いもの
私が関心を持っているベンチマークは内外の株式とREITのうち4種類ですが、人によっては「あれこれ組み合わせるとリバランスが面倒。1本で済ませたい」というニーズがあることを踏まえ、3種類を追加してチェックしました。
なお、上記⑧の段階で同率1位のものが3商品以上ある場合、運用期間(設定後年数)が長い、純資産総額(純資産残高)が多い、などの基準を追加して2商品に絞って掲載しています。
1. TOPIX(国内株式)
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
ニッセイ アセットマネジメント㈱ | <購入・換金手数料なし> ニッセイTOPIXインデックスファンド |
0.154% |
三菱UFJ国際投信㈱ | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
0.154% |
2. MSCIコクサイ(先進国株式)
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
ニッセイ アセットマネジメント㈱ | <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
0.1023% |
三菱UFJ国際投信㈱ | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
0.1023% |
- 日本を除く先進22カ国の大・中型株 約1,300銘柄をカバーします。
- 前回調査から変化ありません。
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
りそなアセットマネジメント㈱ | Smart-i Jリートインデックス |
0.187% |
三菱UFJ国際投信㈱ | eMAXIS Slim 国内リートインデックス |
0.187% |
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
りそなアセットマネジメント㈱ | Smart-i 先進国リートインデックス |
0.22% |
三菱UFJ国際投信㈱ | eMAXIS Slim 先進国リートインデックス |
0.22% |
- 日本を除く先進国の不動産投資信託の動向を表す代表的な指数です。
- 前回調査から変化ありません。
おまけ1. 伝統的4資産(国内外の株式と債券)均等配分による複合ベンチマーク
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
ニッセイ アセットマネジメント㈱ | <購入・換金手数料なし> ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) |
0.154% |
- 「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオ(2020年4月1日)に近いバランス型1本で運用したい」という向きにおすすめです。
- 連動を目指すベンチマークは、「TOPIX、NOMURA-BPI総合、MSCIコクサイ、FTSE世界国債(除く日本)」の複合です。
- 自分でリバランスする手間がかからない手軽さと、半分を債券が占めることによる低い標準偏差を期待できます。
おまけ2. MSCI ACWI(全世界株式)
委託会社 | 投資信託 | 信託報酬 (税込) |
---|---|---|
三菱UFJ国際投信㈱ | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
0.1144% |
- 米モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの代表的な全世界株式ベンチマークとの連動を目指します。先進23カ国・新興24カ国の大・中型株 約2,900銘柄をカバーします。
- 「REITも債券も不要。日本や新興国を含む全世界株式1本で運用したい」という向きにおすすめの一つです。
おまけ3. FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(全世界株式)
委託会社 | 投資信託 | 実質的な負担 |
---|---|---|
SBIアセットマネジメント㈱ | SBI・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:雪だるま(全世界株式) | 0.1102%程度 |
- 英フッツィー・インターナショナルの代表的な全世界株式ベンチマークとの連動を目指します。世界49カ国の大・中・小型株 約9,500銘柄をカバーします。
- おまけ2と同じく、「REITも債券も不要。日本や新興国を含む全世界株式1本で運用したい」という向きにおすすめの、もう一つです。
この記事は、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としていません。投資は自己責任で!