エーアイトラスト株式会社(ソーシャルレンディングサービス「トラストレンディング(Trust Lending)」の運営会社)の諸問題に関するアップデート情報です。
このお題は、できれば明るいネタを願っていたのですが(苦笑)、私への影響は続きそうです。残念です。
該社のファンド一覧
種類 (シリーズ) |
2018/12/14 行政処分 |
2019/3/8 行政処分 |
私の出資額 | |
1 | 債権買取 | なし | ||
2 | 船舶艤装品 | なし | ||
3 | 高速道路工事 | ×虚偽の表示 | なし | |
4 | 除染事業 | ×虚偽の表示 | なし | |
5 | 公共事業コンサル | ×虚偽の表示 | なし | |
6 | IoT実証実験 | ×虚偽の表示 | なし | |
7 | 大型船舶建造 | 10万円 | ||
8 | 燃料卸売 | △誤解を生ぜしめるべき表示 | 10万円 | |
9 | 大型重機 | 10万円 |
本日(2019/7/9)の発表内容
「IoT実証実験ファンド」及び「燃料卸売ファンド」に関する状況報告
「IoT実証実験ファンド」及び「燃料卸売ファンド」につきましては、5月分の利払いに延滞が発生して以降、督促とともに返済計画の見直しを要求して参りましたが、現時点で未収利息と6月分の利息を受領できていない状況です。それぞれに関する現在の状況と今後の対応についてご報告致します。
1.7月度の分配について
2019年7月9日現在、両ファンドともに5月分の未収利息および6月分の利息の支払いがなく、明日7月10日(水)の分配が行えない状況となりました。2. 「IoT実証実験ファンド」の状況(略)
3. 「燃料卸売ファンド」の状況
「燃料卸売ファンド」につきましては、燃料の仕入先に預入れた保証金の切崩しによる返済を検討するよう申入れなど行っておりましたが、当該保証金は仕入先との取引規模に応じて設定される金額であることから、燃料需要が拡大する見通しがある現状においてこれを切崩すことは、本事業の収益が当初計画の水準に回帰するための前提を覆すこととなるため、必ずしも有効策ではないという判断に至りました。また同様の理由から、担保として当社が譲渡を受けている供給先に対する売掛債権に基づく回収は、翌月の仕入を圧迫することで事業の成長を阻害しかねないことから、現時点においては現実的ではないものと考えております。
既にご報告しております通り、A社のキャッシュフローは燃料卸売事業における需要への依存度が高い状況ですが、需要の急増は数ヶ月先となる見通しです。供給先の公共工事を取巻く状況や、トラストレンディングの別ファンドで実行中の関連事業における進捗などを背景として、当社としては、燃料需要の拡大に伴って3~4ヶ月後には本件ファンドの延滞が解消される可能性は十分にあるものと判断しております。この見通しの検証として、9月末までを目途に供給先公共事業における燃料需要予測に関して改めて評価と分析を行い、その結果に基づいて、本件ファンドを通常運用に回復させるか、期失案件として回収業務に移行するのかを再度判断してご報告させて頂きます。
解約・換金できない出資者としては、Trust Lendingの「判断」に委ねるしかありませんので、「3~4ヶ月後」の良い知らせを待ちましょう...。