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独立系FP 福嶋淳裕のブログ

相続日記 17 税務署から郵便!

6カ月後 2021年6月12日(土)

  • 所轄の税務署から、「相続税の申告等についての御案内」が届く!


亡父の相続関連手続きで、最後に「相続税の申告判断(と申告)」が残っていることについては、最近の投稿で何度か触れてきました。

期限まで余裕があることもあり(死亡後10カ月)、なかなか着手できていませんでしたが、「相続税の申告等についての御案内」が届いたということは、「税務署は、私を相続税の納税候補者リストに入れて、私の反応を待っている」という意味ですので、さすがにそろそろスイッチを入れないといけません(汗)。

この「御案内」を見る機会はあまりないと思いますので、スキャンして掲載します。

 

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「ふむふむ。同封の『相続税の申告要否検討表』に記入して返送すれば済む可能性もあるな」と理解し、用紙を確認したところ、明細を記入する行が足りず、いきなり、やる気がそがれています(苦笑)。

とりあえず、国税庁HP「相続税の申告要否判定コーナー」で試算してみることにしました。

 


 

過去の関連記事:相続・事業承継設計

 

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米国個人投機業界のバズワード

株式や暗号資産への投資(というよりも、投機)に関し、米国の個人や金融関係者の間で最近使われているスラングバズワードがあるそうです。

トリビア、豆知識として紹介します。

 

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  • Meme stock(ミーム・ストック)
    SNSで発信・拡散された情報で大きく値動きする株式
    ・遊びや冗談感覚で取引される株式
    ・ビギナーの売買で過熱している株式
    などの意味で使われる。

  • Stonk
    個人や関係者の過熱ぶりを皮肉るニュアンスを込めた「Stock(株式)」の言い換え。

  • To the moon
    自分が買った暗号資産や株式が「どこまでも値上がりしますように」と願う気持ちを表す定型句。
    「買えば上がる」という考え方に基づく。
    ロケットの絵文字を添えて使われることが多い。

    用例:
    「私は○○を買いました。To the moon (ロケット)」

  • Diamond hands
    ダイヤモンドと両手の絵文字を並べたもの。
    「値動きにかかわらず、長期に持ち続ける」決意を表す。
    「下がっても、待てば上がる」という考え方に基づく。

    用例:
    「私は○○を買いました。To the moon (ロケット) (ダイヤモンド) (両手)」

  • Hold the line
    Diamond handsとほぼ同じ意味。
    「値下がりしても売らない」決意を表す。
    「下がっても、待てば上がる」という考え方に基づく。

    >私にとっては、10代のころに聴いていたTOTOの曲名です...。

  • YOLO
    「You only live once(人生は一度きり)」の略。
    投機で人生の一発逆転を狙うニュアンスを込めて使う。

    >これはちょっと、いかがなものかと...(笑)。

  • Gamify
    市場や取引の「ゲーム化」の意。

 

いずれも、経験が浅い個人の投機ブームを象徴しているとしたら、危険な兆候なのかもしれません。金融市場全体から見て、ノイズで済む程度ならよいのですが。

 

投資信託の今後の買い増し候補

投資信託の今後の買い増し候補を久しぶりにチェックしました。

備忘録を兼ねて投稿します(データは2021年5月31日現在)。

 

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私がバイ・アンド・ホールドしたい投資信託(= おすすめしたい投資信託)は、

  • 特定口座と一般NISA口座で、金額買付と積立買付が可能であること(積立買付限定でないこと)
  • パッシブ(インデックス)型であること
  • 購入時手数料がゼロであること
  • 分配実績がないこと
  • 販売開始直後のものでないこと
  • 販売会社を1社に限定していないこと(販売会社を選べること)

をすべて満たしたうえで、「信託報酬がもっとも低いもの」です。

今回も、私が関心を持っているベンチマーク4種のみチェックしました。

 

1. TOPIX国内株式

委託会社 投資信託 信託報酬
(税込)
ニッセイ アセットマネジメント㈱ <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.154%
三菱UFJ国際投信㈱ eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX 0.154%
  • 前回調査(2020年7月11日)から変化はありませんでした。
  • 信託報酬が同率のものは上記2商品以外にもいくつかありますが、純資産の額や経費率などの理由により掲載していません。

 

2. MSCIコクサイ先進国株式

委託会社 投資信託 信託報酬
(税込)
ニッセイ アセットマネジメント㈱ <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.1023%
三菱UFJ国際投信㈱ eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1023%
  • 前回調査から変化ありません。

 

3. 東証REIT国内REIT

委託会社 投資信託 信託報酬
(税込)
りそなアセットマネジメント㈱ Smart-i Jリートインデックス 0.187%
三菱UFJ国際投信㈱ eMAXIS Slim 国内リートインデックス 0.187%
  • 前回調査から変化ありません。

 

4. S&P先進国REIT 除く日本先進国REIT

委託会社 投資信託 信託報酬
(税込)
りそなアセットマネジメント㈱ Smart-i 先進国リートインデックス 0.22%
三菱UFJ国際投信㈱ eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 0.22%
  • 前回調査から変化ありません。

 


 

S&P500など、ベンチマークによっては信託報酬の引き下げ競争が続いているようですが、今回チェックしたベンチマークに限れば、私の買い増し候補に変化はありませんでした。

心穏やかに「バイ・アンド・ホールド(+リバランス)戦略」を続けられます。

 

この記事は、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としていません。
投資は自己責任で!

 

相続日記 16

4カ月半後 2021年4月28日(水)

  • 市から介護保険料過誤納金還付通知書(5,800円)と介護保険料還付口座振込依頼書が届く
    >亡父の介護保険料(死亡直後に振り込まれた年金から天引きされていた介護保険料の一部)の還付です。ありがたく請求します。

 

4カ月半後 2021年4月29日(木)

 

5カ月後 2021年5月10日(月)

 

5カ月後 2021年5月13日(木)

  • 5月10日に届いた通知のとおり、後期高齢者医療高額療養費(426円)が私の口座に振り込まれる

 

5カ月半後 2021年5月25日(火)

  • 4月29日の投函の結果、介護保険料過誤納金(5,800円)が私の口座に振り込まれる
    >相続関連手続きの残りは、相続税の申告判断(と申告)です。新盆(初盆)までにすべて終わらせたいという気持ちはあるのですが、やる気スイッチがなかなか入りません(笑)。

 


 

過去の関連記事:相続・事業承継設計

 

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ソシャレンから順次撤退します

私は、2018年8月にソーシャルレンディング投資を始めました。

貸し倒れ、焦げ付きの損害を一定程度に抑えるため、運用中の出資金残高の上限は200万円と決め、出資したファンド(案件)が償還される都度、それを元手に新規ファンド(案件)に出資するスタイルで、常時200万円以下の規模で運用してきました。

参考記事:
2018-11-02「国内債券投資「代替」としてのソーシャルレンディング
2018-11-07「ソーシャルレンディング投資に伴うリスク

 

本日現在の概況は次のとおりです。

  • 出資金の累計:4,930,000円[ファンド(案件)数:48件]

  • 現在運用中の出資金(償還前の元本残高):1,427,353円[ファンド(案件)数:13件]

  • これまでに受け取った分配金の合計:265,503円(税引前)

  • 現在運用中の1,427,353円(13件)のうち、
    焦げ付いた出資金(分配再開・償還の見通しが立たない元本残高)
     Trust Lending(AI株式会社)297,363円(3件)

    焦げ付く可能性が出てきた出資金(最近、分配停止した元本残高)
     SBIソーシャルレンディング株式会社 199,990円(2件)

 

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ソーシャルレンディング投資を始めてからそろそろ3年経ちますが、今後は、償還されても新規ファンド(案件)への出資を申し込まないことにしました。

  • 同居していた父が昨年(2020年)12月に亡くなり、遺産分割協議の結果、約2,350万円の債務を私が単独で承継した。
    返済額は毎月20万円強。完済年月は2030年12月(残り10年のタイミングで相続)。
    他方、私は遅くとも約2年後(2023年3月)に退職し、その後の収入は激減する。
     ↓
    今時点の方針としては、相続した借入金を私の退職前に繰り上げ完済すべく、これまで運用してきた金融商品の一部を段階的にキャッシュ化し、来年(2022年)11・12月頃に繰り上げ完済する目標を設定。
    ソーシャルレンディングで償還される出資金は返済原資の一部に充てる。

 

というわけで、ソーシャルレンディング投資から順次撤退します。

事故が生じていないファンド(案件)の最後の償還は、退職直後の2023年4月になる予定です。

直接的な撤退理由は借入金返済原資の確保ですが、それ以外の理由は次のとおりです。

 


 

SBIソーシャルレンディング株式会社の事案(約20万円)は、さすがに大手金融グループだけあり、この8月には全額が償還される方向で(今のところ)進んでいるようです(先月、電話もかかってきました)。

一方、Trust Lending(AI株式会社)の事案(約30万円)は長引いています。

かつて企業年金業界(厚生年金基金企業年金基金)に激震が走ったAIJ事件(AIJ投資顧問株式会社による年金資産消失事件)で被害を受けた年金基金の会計処理を、仮にこの事案に応用するとしたら、

  • 約30万円を運用損失として計上(資産から除却)する
  • その後、もし償還されたら、特別収入として計上する

ということになるのでしょう。

まぁ、一個人の家計簿上の話にすぎませんが(苦笑)。